はじまりは月商5まんえん

販売×製作のプロ。はじまりは14年前、月商5万円の趣味作家から。出張族ならではの旅情報や私の周りの素敵な仕事人も時々紹介します!

底からは掬い上げない事にした話

こんにちは。ナコニットです。

最初にお知らせです。

 

6月27日11:00からクラウドファンディングReady forを利用しての資金集めにチャレンジします。

私が4年間ほぼボランティア状態のお給料で続けてきた日本の作家を稼がせる仕事を継続するために必要なご支援を募ります。

今回のチャレンジにあたっては、元々お仕事でご一緒させて頂いている、全国のデザイナーさん、アーティストさんの中から選りすぐりの数名の方が、返礼品の提供やチャレンジ拡散のご協力をして頂くことになっております。

内容は徐々に明らかになりますので、週明けのお知らせをお待ちください^^

 

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次の秋冬シーズンから登場予定のネパール産のハンドニットワッチも返礼品のひとつです。

 

 

さて、今日の話題です。

私は今まで、「ナコさんみたいな仕事の仕方ができるようになりたい」と言って私の元に来てくださる作家さん達を、全員私の立ち位置まで引き上げてあげたかったし、それはもっと簡単だと思っていたし、私がそれをやらないのは不親切だと思っていました。

 

でも、あるトークイベントに参加したときのことです。

講演していた方に、地方で活動する作家のビジネススキルを上げる仕事をしたいんだけど、ターゲットの囲い込みをどうしたら良いものかという相談をした際に、「ナコさんの求めるレベルについてくる人だけにターゲットを絞ってやって行った方がいい。底から掬い上げることに着目すると、本当に情報を必要としている人、伝えていきたい人に伝わらなくなるよ」と教えて頂きました。

 

そして今回Readyforを利用しての資金調達プロジェクトを立ち上げる時にも、それを再認識することとなりました。

 

私は今回の返礼品の提供についても、各会場で開催するトリップショップというクリエイターのセレクトショップ企画の時も、むやみやたらに数を集めることはせず、売場の売れ線、客層などから出店者、出品者を絞り込んでお声がけしています。

ただし「出たい」と自ら言ってくださる方は、私への営業をかけて下さった成果を本人が感じられるようにするため、基本有り難く出て頂いております。

 

個人でお仕事されている方がほとんどですので、お声をかけても都合がつかない方もいらっしゃいます。そうなった時に、どういう断り方をしてくれるかによって、今後のお付き合いが変わるというのが人間の心理ではないでしょうか。

 

逆に、私もお声がけをいただいても様々な理由でお断りするお仕事もあるのですが、どのような仕事内容だとしても、声をかけて頂いたことにまずは感謝し、そしてお受けできない旨のお詫びと、また機会がある際によろしくお願いします、とお伝えするようにしております。

仮に自分にとってあまり良い条件の仕事でなかったとしても、です。

 

 

個人で仕事していて、私のようにどこか既存の館に入らせて頂いて期間を定めて開催したり、卸売をするようなBtoBがベースとなった商売であれば、今期の仕事が埋まっていても、どこで仕事が無くなるか分かりません。今がうまく行っているからと言って、自分からお相手の名刺を破り捨てるようなことをわざわざする必要はないのです。

 

そういう気遣いが出来るか出来ないかも、ビジネスか趣味の延長かの認識の違いから来るものだよな、としみじみ感じることがあります。

 

自分で背負って自分で責任を持って仕事をすることが、私の人生には最高のエンターテイメントなので私はそうやってますが、生半可な気持ちで出来ることでもありませんので、基本的には「好きなことで楽しく仕事したい♪」という考えをお持ちの方には私の仕事の仕方はお勧めしません。

 

嫌いな面を見ても、それでも好きだと思えるのが仕事です。

 

私の場合ですが、作家さんに声をかけた以上は成果=売上を出さなければなりません。

百貨店さんなどの売場に入れて頂いたら予算を達成しなければなりません。

 

毎回数日から10日ほどの限られた期間で、毎日時計を見ながら、何分間でいくらの売上を私一人が出して、スタッフは何分間でいくら出せるか、新規のお客様を何人接客して、1,000円の雑貨だとしても買って頂いたか、また来たい店だと思って頂けたか、リピーター様は何人いらっしゃって売上全体の何割を占めたか、客単価がいくらだったか、効果的な宣伝方法はどれだったか… 考えることもやることも山ほどあります。

 

数字に責任を持つということは、自分の仕事に責任を持つということ。

一般的に日本の女性で、特に作家のような趣味の延長で出来ることをやる人は自分で責任を背負うことに慣れていません。

そこで恋人や夫が応援と見せかけて不要な手助けをしてくる場合も多いので、いつになっても責任を背負えるようにならないパターンが多いのです。

20代の時の私もこれでした。最悪。今だったら地獄に落として出直させます。

 

どんな現場だとしても、周りの店が売れてなかったとしても、自分の店だけ売れるようにする方法はあります。(今後新たに開設する定期講座の場合はその辺の具体的な方法をお伝えします)

 

望むようなお客様に出会えないことも、望むような売上が出せないことも、望むような仕事が取れていないことも、自分の責任なのに、それに気づかないうちは素人です。

文句言いたくなる気持ちは分かるけど。

私も試しに思うような結果でなかったときに主催者に対して文句言って見たこともあるけど、その後ですごく恥ずかしいことをしたと反省したので、二度と言ってません。

 

プロの仕事というのは、責任が背負えることです。

背負ってる人と仕事するのは本当に楽しいです。

楽しいと思って下さってる方が、今回の資金調達チャレンジでも協力します!と名乗り出て下さったと思います。

逆に背負えてない人は私と一緒に仕事をしたら苦しいと思います。

 

苦しくても、それでも自分の目標達成のために食いついてこれる人は、作家では残念ながら地方にはほとんど居ません。

おそらく周りにそういうレベルの仲間があまり居なかったり、居ても楽な方に流されしまって、ついてこれないのだと思います。

 

そんなわけで、私は作家業界にこだわってビジネススキルを上げようと思ってましたが、私がシェア出来る情報が営業・販売のスキル全般に言えて応用できることなので、業界に拘らず間口を広くした座談会や講座をやりたいなと思っています。

現に私が仲良くさせて頂いたり、私を応援して下さってる方は、お店や会社の経営をしてる人や、会社員でも人を育てる管理職の人や営業職など、背負う立場で仕事してる人ばかりです。

業界が同じでも志のステージが違う人とは話をしてもお互い超絶つまらないですが、違う業界でも志のステージが近い人とは何時間でも話していられるくらい面白いのです。

 

地元の作家さん達があまりに不憫で、そこを救うことに拘ってましたが、レベルが違う者同士が出会えるわけもないし、業界が違う人たちなら話が合う人がある程度いるのに、ずっとお門違いなところで集客しようと考えていて、どう考えても6人程度でも集客出来ないだろうなあ、と思って実行に移せずにおりました。アホでした。

 

どの業界の人だとしても、ついて来てくださるステージの人たちが知り合う場になるような講座を作ることが出来たらきっと熱心に聞いてくださるだろうし、参加する方達も楽しいだろうし、新たな仕事も生まれると思います。

 

「売るノウハウを売る」という仕事を作ることにおいてはまだまだ模索中ですが、私に時間とお金を使って下さった方にはそれ以上のリターンをお返し出来るように、その志だけ忘れないようにします。

同様に今回のクラウドファンディングでも、支援者様も協力者のクリエイターさん達にもチャレンジを楽しんで頂き、そしてリターンを得て頂きたいなと思っています。

 

もしも仕事に迷ったら、お客様のことだけじーっと考えていると、必ず答えが見えてくる。

仕事がうまく行かない時に思い出す言葉です。

 

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